西湘穴釣り散歩

  • 2015.08.19 Wednesday
  • 18:11
JUGEMテーマ:魚釣り
 明日からは作画、また釣りとはサヨナラである。

足を伸ばして真鶴までと考えたが、海況があまり良くない。

いつもの軽い仕掛けを持って小田原まで行ってみた。

バイクで一時間、肌をなめる風は少し涼しい。

小田原は早川港。電車釣行に便利で有名な場所だけど、行ったのは初めて。

地図で確かめた、お目当の突堤は立ち入り禁止になってた。

がっくり。

早川港の堤防では家族連れが何組か竿を出している。

スズメダイやフグが釣れているのを見た。

物は試しと鯖の身餌を投げ込んで見るも無反応。

これでは仕方いと近くのテトラに移動して穴を探る。

なかなか魅力的な場所だが、立ち入り禁止と大きくある。

ここにはもう来ないから、一度だけ!と言い訳をいいつつ探る。

ベラが何匹も釣れてくる。ムラソイも二匹顔を見せてくれたけど

小型のためリリース。

テトラ外側は結構な波になってきた。様子見は内側のみだ。

バイクを止めてしまうとやはり夏。汗が盛んに流れる。

熱中症になっても仕方がない、

竿を納めて地図上にあったもう一つの突堤を目指して移動。

御幸の浜

ここは小田原城からまっすぐ海へ下ってくると、突き当たる浜である。

ここへやってくるのは二度目、と気づいたのは到着してからだった。

もう15年位前になるだろうか、友達ときていた事を思い出した。

長く続く砂利の浜に小さな海の家もあって、こじんまりした海水浴場だった。

当時の記憶と何も変わらない。


浜に降りると右手に短い突堤。

なだらかなコンクリートの突堤を波が洗っている。

これじゃ穴釣りは不可能。一人ウキ釣りをするおじいさんを眺めながら、

久しぶりに自販機で買ったスプライトを開ける。


突堤から小田原方向を見ると、立ち入り禁止だった突堤が見える。

テトラがあるところはほとんど立ち入り禁止なのだから、この釣りは難しい。

一人釣りをするおじいさんは、時々コマセを打ちながら、ひょいひょいと

20cm程の小メジナをあげている。

釣れては海へ返しているのだけど、大物が来ても上げられる足場とも思えず。

おじいさんの遊びの、それがカタチなのかも知れなかった。

海に向かって左手にはブイで囲われた海水浴場に、数人の若者が海に浸かっていた。

しかし大きくなる波にたじろいでか、人数は少ない。

突堤には僕以外にも二人ほど座って、海風を愉しんでいる。

薄曇り、波1.5m、うねりあり。

一度座ってしまうと、なんだか立ち上がるのが億劫になって、

ソーダ水ならぬ、スプライトを飲みながら、海を見ていた午後。

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