アコウ!
- 2017.02.19 Sunday
- 02:57
JUGEMテーマ:魚釣り
風は冷たいけれど、潮は澄み、波は穏やかだった。
そんな二月のある日、いつもの大磯港へ。
ここのところメバルが必ずいる穴は、その日もメバルの魚影が濃い。
そこでまずまずの型が1匹上がった。
木っ端メバルを何匹も釣ってからだ。
そこでメバル釣りはやめて、本命のカサゴを探しにゆく。
今回は岸際の穴を重点的に攻めた。
こちらも木っ端をたくさん釣った後のこと、
澄んだ水の中に良型のカサゴが、餌につられて出てきた。
一度視界から姿を消すと、餌をひったくって、竿を曲げる。
なかなかの手応えで上がってきたのは25cm超のカサゴ!
久々の文句なくキープサイズだ。
でも産卵後なのか、体長の割に重さがない。
ちょっぴり煤けているようにも見える。
でもこのサイズは久しぶりだったので一気に気分が良くなった。
もういつでも帰っていいなあ♪なんて気分で釣っていると、
キュン
といつもと違うアタリ。
メバルのようでもあるけれど、もっとハッキリしてる。
かといってカサゴのような荒々しさはない。
メジナか?いや、どうせ活きのいいベラか・・・・。
ところが上がってきたのはハタ!しかも(後で調べてわかったのだけど)
「アコウ」とも呼ばれて沖釣りで珍重されるキジハタである。
すぐに竿をしまって、3匹キープの納竿とした。
ハタ。ちょっと憧れの魚である。でも本当は持ち帰るにはちょっと小さい。
22cmもあれば良いか・・・。
ハタ、釣ったことは数回あるのだけど、いつも持ち帰れなかった。
ほとんどは小さすぎて。あとは釣ったのが旅先で調理する方法がなかった為。
沖縄で早朝、一人で釣ったハタは2匹揃ってなかなかのサイズ。
ホテル前の海の桟橋から、ルアーで数投。
南の海の豊かさを垣間見せてくれたのであった。(その時だけだけどね)
そんな悔しさもあり今回は我が家の食卓へお招きすることとなった。
写真一番下がキジハタ。
カサゴの良型が釣れた時から今日の料理は決めていた。
きっとハタにも合うはずの料理だ。
それは「中華蒸し」
下処理した魚のお腹の中に、生姜や香菜、ネギなどを入れ、紹興酒とナンプラーを振る。
ラップをして電子レンジで蒸し上げる(普通に電子レンジにかければOK)
最後に花椒とごま油、レモンをぎゅっと絞る。
正確には中華蒸しというよりタイ風の蒸し物かもしれない。
これすんごい美味しいので是非やってみてほしい。
だいぶ前にクックパッドに覚書しておいたのでよろしければご参考に。
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そして問題のキジハタの味ですが・・・・。
うんまい!
カサゴよりもしっとりときめの細かい身、
メバルよりも弾力があり、まとまりもいい。
今回の三匹の中ではダントツのうまさ!
あくまで軽いが、白身魚の脂肪のコクがあり、まさに蒸し物向きの魚であった。
しかし刺身でも食べてみたかったなあ。
また釣れてほしい。もっと大きなやつ。
羨ましいです 笑笑